テニス肘の治療法
テニス肘は、肘の痛みの症状です。テニス肘の名前の通り、テニスをする人に起こりやすいのですが、そのほかにも肘に負担をかけるなどの
原因でテニス肘は起こります。テニス肘は、専門的には上腕骨外側上顆部・上腕骨内側顆部の炎症によって痛みがでるもので、簡単にいうと
肘の外側か内側が痛くなる症状です。テニス肘で肘の外側が痛くなるのをバックハンドテニス肘、内側の場合をフォアハンドテニス肘と呼ぶ
そうで、一般的にはバックハンドテニス肘（外側の痛み）が多いようですね。
テニス肘は、テニス初心者だからなりやすいというものではなく、
テニス上級者でも肘に負担のかかるプレーを続けるとテニス肘になってしまいます。テニス肘は性別でいうと女性のほうがかかりやすい傾向があり、
もっともこれは肘の周りの筋力が男性より劣ることが理由かもしれません。テニス肘に高齢の方ほどかかりやすいのも同様でしょう。テニス肘の治療についてはいろいろありますが、まずは肘を休ませる
ことです。テニスのプロ選手であればテニス肘は職業病といえるかもしれませんが、テニスが趣味の方なら２週間くらいはラケットを握らない
ほうがよいでしょう。
テニス肘の治し方で内服薬や外用薬で患部の痛みをとることができますが、ストレッチや軽い運動でテニス肘になっている部分の
筋力を強化することも大切でしょうね。あとあとテニス肘の予防にもつながるでしょう。少しでもテニス肘の痛みを感じたら、悪化させないように
注意することが必要です。せっかくの趣味や健康のためのテニスで、テニス肘になってしまっては大変ですからね。
テニス肘の予防 サポーターやテーピング・バンド
テニス肘の予防、まずは全てのスポーツがそうですが準備運動をしっかりすることです。普段運動をあまりしないのに、いきなり動けばテニス肘
だけでなく怪我をしやすいのは当然ですよね。しかりストレッチをして体を暖めましょう。テニス肘の予防にはラケットの選び方もあります。
肘に負担をかけないように衝撃吸収に優れたラケット素材を選び、またガットを緩めにはることもテニス肘予防には効果的です。
テニスを趣味や
健康のために楽しむのであれば、練習相手を自分のレベルにあわせることもテニス肘予防につながるでしょう。肘に負担にならないレベルの
玉を打つ人と練習すれば安心ですね。
テニスが好きだからといって１日中プレーするのは禁物です。２時間程度にするか、休憩をはさみながら
適度にプレーすることでテニス肘は防げます。またテニス肘ほどの痛みは感じていなくても違和感があるような場合は、サポーターやテーピングで
固定することで肘の負担をおさえることができますね。楽しいテニスでテニス肘にならないように、体と相談して予防しましょう。